立憲民主党

世田谷区議会議員 中村コータロー 「これ以上、区民を欺く政治はいらない。」

アーカイブ情報

予算審議を終えて② 2013-03-27 08:52

続いて、みんなの党行革110番の組み替え動議について。

内容は、区立小学校5年生で実施されている川場移動教室は当該地が高い放射線が検知された場所であることから、別の場所で実施すべきであるとの従来の主張に基づいてその予算を一旦予備費に組み込むべき、というものです。

移動教室自体は安全な場所で行うべき大事な行事であるから予算削減とするわけでなく、予備費に移して柔軟性を持たせ、安全な場所の決定がされ次第に教育委員会予算に戻して実施するための処置、との主張でした。

この移動教室問題は3.11以降、とてもHOTに区議会で取り上げられてきた話題です。

当初はほぼ強制(参加しなければ欠席扱い)だったものが、子どもを送り出すのは危険だという保護者の皆さんの声が大きくなる中で、不参加でも欠席扱いはしないという行政判断が下され、結果としてある小学校では4割もの児童が参加をしなかったという経緯もあり、保護者・児童の不安がまだまだ大きいことが表面化しました。

一方で行政側は欠席扱いにはしないとの判断はしたものの、その行先を変更するということには頑なに抵抗を続けているのが現状です。

我々会派としてはこの問題に対してこれまで、小学校6年間を通して非常に重要な行事であるがゆえに全員が安心して参加をし、いい経験をすることが出来るような場所へと変えるべき、との主張をして来ました。

さらに、今の区長にはそんな考えはないでしょうが、行先となっている群馬県川場村は良くも悪くも世田谷区とは合併話も持ち上がったほどの友好関係以上の親戚関係。

副村長は区の天下りポストになっており、世田谷区から区民健康村(川場村にある施設)や移動教室といった世田谷区民の訪問で村の財政に多くの影響が生じているのも周知の事実。

そういったこれまでの長く太い関係が、高い放射線が検知されても小学生を派遣することを止めることが出来ないことに影響しているのではないか、といった憶測も飛ぶ中で議論が平行線をたどってきたわけです。

世田谷民主党としては長時間の予算審議を通して質疑する中で、予算原案には概ね理解を深めましたが、みんなの党行革110番の提案してきた組み替え動議については、その内容はこれまで会派として主張してきたものとほぼ同じであることから賛成をしました。

予算委員会では賛成少数で否決されましたから、今度の移動教室も川場村で実施されようとしています。

除染が進んで一時期よりも放射線の数値が低くなったそうではありますが、保護者や児童が安全だと認識する数値に関してはバラつきがありますから、おそらく次も多くの欠席が出るでしょう。

川場が安全かどうかという議論ももちろん大事ですが、何より児童と家族が不安なく全員参加し、同級生全員で楽しい経験が出来るような学校行事に一日も早く戻すことが出来るように、その努力を続けて行きたいと思います。

予算審議を終えて① 2013-03-24 17:26

7日間60時間弱の予算審議も木曜日の補充質疑で終了しました。

今週の本会議で採決が行われる流れになりますが、世田谷区議会では予算審議最終日の補充質疑終了直後に、各会派の態度表明をする規定になっています。

世田谷民主党は、共産党の組み替え動議に反対、みんなの党行革110番の組み替え動議に賛成、両動議ともに否決された後に諮られた予算原案に賛成しました。

組み替え動議とは、予算の一部項目に満足出来ない部分があった際に、「おかしいから〇〇の予算を△△という風に変えるように区にみんなで言いましょうよ」と『議会に対して』提案するものです。

一方、修正案とは「おかしいから〇〇という予算は認めないので、△△という風に変えなさい」と『行政(区)に対して』提案するものです。

難しいのですが、まぁそんな違いがある中、今回は2つの組み替え動議が出されたわけです。

まずは共産党の動議。

これまで行ってきた区内高齢者への紙おむつ支給を減額(実質的には枚数を減らす)のはダメだから、予算案に計上されている予備費3億円を切り崩して充てるべきだ、という動議でした。

区は景気が回復してきているって言ってるのに、経費削減を進めて弱者に負担を強いるなんておかしいじゃないか!というのが理由です。

さて、我々は反対。

福祉的観点から見れば主張していることには一定の理解をするものの、多くの福祉施策の中でなんで紙おむつだけ??という違和感は感じますし、何より補填財源に予備費というのが賛成できない理由です。

①何かをやれ!という場合には併せて財源(削減プラン)も提示するのが責任ある政治家のスタンス、というのが一貫した会派の主張だから

②動議の財源が予備費というのは、つまり財源を提示していないとほぼ同義で、ともすれば「じゃああれもこれも」と予備費の取り合いに発展し、結果予備費の不足に繋がることも想定されるため

さて、結構長くなってしまったので急遽表題に①を付けさせて頂き、分割してご報告したいと思います。

次回②はみんなの党行革110番から出された動議への対応とその理由です。

それでは!

第1回定例会が始まっています。

3日間の代表質問と一般質問が終了し、常任・特別委員会での議案審査を経て、来週から予算特別委員会に突入します。

一般質問では3つの問題を取り上げました。

①若者就労支援について

・2年前から取り組んでいる若者応援マッチング事業について、就職に結びついた若者のその後の離職率は?

何と25%もの若者がすでに離職して、トライアル事業にかけた税金がパーになっている事実が明らかに。

離職する若者の身体的精神的なケアや教育が必要なのはもちろんのことですが、この事業の在り方そのものに見直しの必要性があると感じました。

②区内大企業との災害協定について

・区は地元中小企業を意識した産業政策の延長で、災害協定も中小企業に偏りすぎてないか?

いざという時の資産的余裕や備蓄量、収容できる会議室スペースなどは中小企業よりも大企業の方が大きいので、区内大企業との連携について指摘したところ、これまで唯一協定を結んでいた住友3Mさんが移転に伴う協定解消で、区内大企業との協定はゼロになったとの答弁がありました。

産業政策と災害対策は明確に分けなければいけません。

③放置自転車売却について

・京都市で起きたような業者が不正に支払いを免れることはないのか?

20年に僕が指摘し、24年から始まった放置自転車売却。

年間1700万円にもなるそうです。おどろき。。

で、先日起きた京都市のようなことが世田谷ではあり得るのか、責任の一端を担う提案者として確認しました。

区からは「絶対に大丈夫です、ご安心ください!!」との力強い答弁が(笑)

さて、いよいよ年間で1番大事な予算審議がスタートします。

今回も総括質疑、企画総務領域、区民生活領域と、冒頭から3日間出番が続きます。

詳細な日程及び登場時刻は改めて記載しますが、区役所近くにお寄りの際は是非1度傍聴にいらしてください。

結構楽しいと思いますよ!

雪国ボランティアへ 2013-02-12 21:01

先週末は連合東京青年委員会主催の雪国ボランティアに参加し、新潟県柏崎市の高柳町に行ってきました。

目的は豪雪時期に重労働の雪かきを若い力でお手伝いをさせてもらうことと、高齢化する村の方々と交流をはかること。

1泊2日の行程で伊藤ゆう都議会議員とともに参加させて頂いてきました。

東京に住んでれば雪は基本的にちょっと嬉しいものですが、豪雪地帯では絶対条件かつ時には命に関わる重大事。

先日10cmの降雪で交通網がマヒして大騒ぎをした都市部ですが、高柳町に積もる雪は身長どころではありません。

来る前は雪山と言ってもスキー場みたいな風景しか浮かびませんでしたが、とにかく圧倒的な雪の量は目の当たりにしないと絶対に理解が及ばない領域で、心からカルチャーショックを受けました。

そんな地域に到着し、まずは作業の前に必需品の「カンジキ」作りから。

昔ながらの竹と縄で、村の方に教えて頂きながら何とか完成。

実際に履いて雪に登るとその効果を痛感します、だって長靴だけだと足の付け根までズブズブッと埋まっていくんですから。

多くの若者に交じり延々と雪を降ろす(というか落とす)作業は、雪降りしきる中でも汗が流れて着ているものを次々と脱がないと大変なくらいですが、この作業を毎日毎日繰り返す地元の方々の苦労は計り知れません。

丸一日作業しても寝て起きたら元通り、ということもよくあるそうですから。

果てしない作業のほんの一端を担わせて頂きながら休憩時には地元の方に多くのお話を伺いました。

大体が農家をされていながら一年の半分以上が雪で農作業が出来ない厳しい地域で、主にお米を作っているそうです。

・農業の個別保障制度は地方の農業従事者には本当に助かっていること

・自分たちの米作りには自信があるしTPPには賛成の意見が多いのに流通を担う農協がTPP反対なので農家も反対だと誤解をされていること

の2つはすごく印象的でした。

いずれにしても、都市部視点だけでは日本という国はまったく理解出来ない出来ていないということを改めて実感するとてもいい機会になりました。

「最大の財産である命を守る」という観点に立って考えて、すべての地域に実際に生活をしている方々の身になって多くの課題を考えて、田中角栄さんの主張と実績も参考にしながら、今いちど様々なことを考えてみたいと思いました。

こうした経験と気づきがもらえるのも幸せなことです。

まだまだ成長しなきゃ!

B787の影響は? 2013-01-17 15:19

米連邦航空局が運航停止を決定したことで国土交通省も同様の命令を出しました。

離陸15分後の緊急着陸とのことですから、乗客の恐怖は凄いものだったのでしょう。

世界で採用されている半分がJALとANAに配備されているのだそうですし、メディアではしきりに「日本の最先端技術を駆使した準日本製の最新機首だ」と報道がされていますが、さて今後どのような展開を見せるのでしょうか。

今や新幹線とさほど変わらぬ感覚や頻度で利用されている飛行機ですから、欠便が他機首で穴埋めが出来ればいいですが一日の総フライト数に影響が出てくるとなると、日本全国や世界を相手にしている企業にとっては困った事態に発展しかねません。

とはいえ、素早い原因究明とともに確実な安全性の確保が出来なければ命は守られませんから、多少の時間はかかってしまうのでしょうね。

ところで航空機は乗客にとってみれば便利な足であると同時に、これまでの歴史を見てみると政治と軍事にとても密接に関わっています。

オスプレイの問題は言わずもがなのこと、ロッキード事件も飛行機絡みの問題でした。

空を飛ぶという人間の夢を実現するための最先端技術の結集ですから、そこには開発・認可・採用と、多くの利権やしがらみが過去にはあったのでしょう。

外交上の有利不利にまで影響を与えかねない航空機にまつわる様々な事象には、「たかが」も「されど」も感じます。

色んな角度から視点をあてて考えていくことも、政治家のひとつの役割なんではないかと思っています。

いずれにしても、今回のケースではとにかく最悪の事態に至らなかったことにほっとしながら、一日も早い通常運航に向けて関係者の皆さんの努力に期待したいと思います。